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京セラが130億円投資でスマート工場化推進、滋賀野洲工場に技術開発拠点整備

京セラが130億円投資でスマート工場化推進、滋賀野洲工場に技術開発拠点整備

京セラが滋賀野洲工場に建設する野洲開発センターの完成予想図

京セラは2日、滋賀野洲工場(滋賀県野洲市)に、自社のスマート工場化を進めるため生産技術開発拠点を整備すると発表した。全国各地の生産技術関連の技術者を集め、生産プロセスの最適化・自動化に向けた技術開発を行う。生産技術や各事業部門の技術者間による共創や情報共有、技術者のトレーニング拠点としても活用する。総投資額は130億円。8月中に着工し、2025年4月の稼働を目指す。

滋賀野洲工場に整備する生産技術開発拠点「野洲開発センター(仮称)」は6階建て。1―3階は試作現場として活用し、成形や焼成、レーザー加工といった部品製造に必要なコア技術や生産設備などを開発する。4―6階は事務所や共創エリア、新人技術者の研修場所を設置。工場のデジタル変革(DX)を推進できる技術者を育成する。延べ床面積は2万6766平方メートル。

製造現場では生産性向上や品質改善、脱炭素化に対応するため、人工知能(AI)やロボットなどの活用、デジタル技術やデータ分析技術を活用できる人材育成が急務となっている。

日刊工業新聞 2023年08月03日

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