微弱な電気発生させてにおい抑える靴下、ピエクレックスが発売
ピエクレックス(滋賀県野洲市、玉倉大次社長)は、人の動きによる繊維の伸縮で微弱な電気を発生させ、においの元となる菌などの増殖を抑える抗菌効果を持った靴下の新製品を発売した(写真)。圧電性を持った独自繊維を活用しており抗菌剤を塗布していないため、洗濯を繰り返しても効果が持続するのが特徴。独自繊維と綿を合わせた組成で、快適な履き心地も訴求する。新製品は全6種類で、消費税込みの価格は1500円。電子商取引(EC)サイト「楽天市場」で販売している。
新製品は環境負荷の低さも特徴。同社が圧電性のある植物由来のポリ乳酸から作り出した独自繊維「ピエクレックス」は生分解性を持っており、製造から廃棄までの二酸化炭素(CO2)排出量を、石油由来の繊維に比べて約20%低減できるという。
日刊工業新聞 2023年07月19日