ニュースイッチ

鹿島・竹中・清水参画「建設RXコンソーシアム」に大成が加わった、決断の理由は?

建設RXコンソーシアム(村上陸太会長=竹中工務店常務執行役員)に、ゼネコン大手で唯一参加していなかった大成建設が加わった。協力会員にもインターネットイニシアティブ(IIJ)やソニーグループなど13社が加入し、会員企業はゼネコンなど正会員29社、協力会員184社の計213社に拡大した。

大成建設の長島一郎常務執行役員は加盟にあたり「ロボット関係は異業種との連携や日本建設業連合会の専門部会を活用し、個別に開発を進めてきた」と説明。その上で、「こうした中、日建連がRXを含む外部団体との協力関係を強化する姿勢を打ち出したため、当社もこの機会に参画することにした」と意気込みを示した。

同コンソーシアムは2021年に、鹿島や竹中工務店、清水建設など国内建設業16社で発足した。施工ロボットやIoT(モノのインターネット)を使った施工支援ツールの技術開発を行う共同事業体として、資材の自動搬送システムやタワークレーンの遠隔操作、照度測定ロボットなど11分科会で共同研究に取り組んでいる。

日刊工業新聞 2023年06月23日

編集部のおすすめ