コメ・水の計量から炊飯まで…パナソニックの最新炊飯器が面白い
パナソニックは19日、自動計量と遠隔炊飯の機能を搭載した「自動計量IH炊飯器=写真」を7月上旬に発売すると発表した。新製品を事前提供してニーズや価値を検証する「先行体験プログラム」を経て発売する製品の第1弾。同プログラムに参加した200人の消費者の評価を受けて一般発売を決めた。消費税込みの想定価格は約4万6000円。月産2000台を予定する。
自動計量IH炊飯器は無洗米専用で、コメと水の計量から炊飯までを全自動化。コメ2キログラム(13合分)と水600ミリリットルを収納し、0・5―2合の炊飯量に対応する。利用者はその日の予定に合わせたタイミングでスマートフォンから炊飯指示を出せる。それに伴い保温や本体での予約機能を削減し、幅を176ミリメートルに抑え、置きやすくした。内釜部分は外して直接食卓に出せる。
パナソニックは新機能となる自動計量と遠隔操作のニーズを確認するため先行体験プログラムを実施。反応を踏まえ、当初想定した夫婦2人世帯に加えて単身世帯にもアピールする。同社は今後も新たなスタイルの製品開発において同プログラムを行う考え。
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日刊工業新聞 2023年月6月20日