コマツの「大型ICTブルドーザー」が鉄鉱山で商用稼働
コマツは子会社のコマツブラジルインターナショナルを通じて、同国の鉄鉱山で大型ICTブルドーザー「D375Ai―8遠隔操作仕様車=写真」の商用稼働を開始した。ブルドーザーの運転とブレード操作を、熟練オペレーターでなくとも遠隔地から簡単に操作できる。オペレーターは振動の激しい環境から解放されるため、運転中の快適性も大幅に向上する見通し。
国際資源大手のアングロ・アメリカンが保有するミナスリオ鉄鉱山で商用稼働を始めた。同鉱山では、遠隔操作レトロフィットキットが装着できるブルドーザー「D475A―8R」を年内に6台一括導入し、それらすべての遠隔稼働化を順次進める計画。コマツはアングロ・アメリカンと引き続き、鉱山ソリューション技術分野で協業を進める。両社は同鉱山で、鉱山現場の課題である安全性と生産性の両立に向けた新ソリューションの確立を目指して2020年6月から遠隔操作ブルドーザーの導入に向けて取り組んできた。
【関連記事】 建機メーカーが大注目する異色のレンタル会社
日刊工業新聞 2023年06月16日