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コマツが小型油圧ショベル新製品、作業効率14%向上

コマツは、特定特殊自動車排ガスの規制に関する法律の2014年基準に適合した小型油圧ショベル「PC78UU―11=写真」を発売した。自社開発の2・4リットル高出力エンジンを搭載することで、作業効率を従来機比で14%向上させたほか、エンジンルーム構造の刷新により超低騒音を実現した。消費税抜き価格は1240万円。国内市場で年500台の販売を目指す。

バケット操作時にバケットが運転席に近づくと自動停止する干渉防止装置に加え、新たに干渉回避装置を搭載。作業機を停止させず、アームが自動的に運転席を回避する。機械周辺の監視モニターの機能も向上。走行中や旋回起動時に人を検知した場合、機械の発信を制御する。低速走行中に人を検知した場合は機械を停止させる。

整備性では開口広さを拡大し、作業スペースを広くしたほか、カバーの開閉操作が自動となり、片手操作をしやすくした。フィルター類を集中配置化し、燃料給油を含めたすべての点検ポイントを地上からアクセスできるようにして作業者の点検ストレス軽減を図った。


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日刊工業新聞 2023年04月05日

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