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コマツが提供開始、建設機械遠隔操作システムの中身

コマツが提供開始、建設機械遠隔操作システムの中身

EARTHBRAINが開発した遠隔操作用コックピット

コマツはIT子会社のEARTHBRAIN(東京都港区)と共同で建設機械向けの遠隔操作システムを開発し、提供を始めた。9月末までをめどに量産に向けた現場での検証を完了し、段階的に市場導入を進めて現場の安全性・生産性向上を後押しする考え。

同システムは、コマツのラジコン仕様車をベースに開発。遠隔操作の信号をラジコン操作用に変換し、信号を伝えるためのソフトウエアとコントローラーを組み合わせることで商品化を目指す。EARTHBRAINが開発した遠隔操作用コックピット(写真)では、建機から送られた高精細画像により、前後左右などを確認しつつ実際の運転席同様に臨場感のある遠隔操作が可能。現場映像や制御信号の送受信にはNTTコミュニケーションズの協力のもと、遅延の少ない第5世代通信(5G)を使う。


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日刊工業新聞 2023年月4月18日

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