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風力推進装置を搭載、商船三井が大型バラ積み船の改造で得る効果

商船三井はブラジルの資源大手ヴァーレの鉄鉱石輸送に従事している既存の20万トン級の大型バラ積み船を改造し、風の力を推進力に変える補助装置「ローターセイル」を2機搭載する(イメージ)。搭載は2024年前半を予定している。航海最適化システムを併用することで、6―10%程度の燃料消費量と温室効果ガス(GHG)の削減を見込む。

ローターセイルはフィンランドのグリーンテクノロジー企業のノースパワー製。高さ35メートル、直径5メートルの円柱形。軽量・高強度の複合材料で作られている。航行中に回転するローターに風が吹き込み、ローターの周りに圧力差が生じることで推進力を得る仕組みだという。全自動の制御システムを備える。

日刊工業新聞 2023年03月15日

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