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冷たさ最大4時間持続、山善が改良した「水冷服」の仕組み

冷たさ最大4時間持続、山善が改良した「水冷服」の仕組み

山善の水冷服「DIRECT COOL」シリーズ

山善は冷水を循環させて体を冷やす水冷服「DIRECT COOL」シリーズ(写真)の改良版を3月上旬に発売する。チューブを服内側の脇の近くに配置し、効率良く体を冷やせるようにした。また背中の内側にクッション材を採用することで、背中の異物感を軽減した。

プロ仕様の「DC―B02S」と一般仕様の「同―B01S」の2タイプあり、価格はともにオープン。熱中対策用として計6万着の販売を予定する。

同水冷服は凍らせたペットボトルで冷やした水を、小型電動ポンプを使って内側に張り巡らせたチューブに送り込み、体を冷やす。ファンを使わないため防護服の下でも着用できる。

プロ仕様の同―B02Sは保冷シートの厚さを従来品の2ミリメートルから5ミリメートルに改良。凍らせたペットボトルを長持ちさせることで、冷たさが最大約4時間持続するようにした。

一般仕様については従来品は保冷シートがなかったが、同―B01Sは厚さ2ミリメートルの保冷シートを搭載。最大約3時間半、冷たさが持続する。

日刊工業新聞 2023年03月08日

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