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Jリーグクラブ×企業で社会課題の解決に挑む!

Jリーグクラブ×企業で社会課題の解決に挑む!

神奈川県内のJリーグクラブと「かながわSDGsパートナー」の登録団体が参加した

神奈川県は、県内に拠点を置くサッカー・Jリーグの6クラブと企業との連携の機会をつくろうと、オンラインイベントを開いた。参加企業は県が募集した「かながわSDGsパートナー」の登録団体。各クラブは自治体などと一緒に社会課題を解決する「シャレン!」活動を展開しており、参加企業にも連携を呼びかけた。

100人以上が参加したイベントの冒頭、各クラブが活動を紹介した。横浜F・マリノスは障がい者スポーツを支援しており、企業が競技の機材制作で協力した実績がある。川崎フロンターレは企業から食品の提供を受けて子ども食堂に届けている。担当者は「配送が負担」と悩みを語り、企業に解決のアイデアを求めた。湘南ベルマーレはホームページに地元商店の情報を掲示し、集客に貢献している。

ほかにも横浜FCは食品ロス削減、SC相模原は教育支援、YSCC横浜は福祉関連の活動を紹介した。その後、企業は興味を持ったクラブ別に分かれ、詳しく話を聞いた。

Jリーグ社会連携グループの鈴木順マネージャーは「企業も地域貢献のためにクラブを使ってほしい」と呼びかけた。どのようなクラブと企業との連携が生まれるのか注目だ。

日刊工業新聞 2023年02月24日
松木喬
松木喬 Matsuki Takashi 編集局第二産業部 編集委員
全国に60近いJクラブがあります。そのうち6クラブが神奈川県に集中しているというのは驚きでした。その6クラブ以外も「シャレン!」活動で、地域の課題解決に取り組んでいます。またJリーグとして気候変動対策も強化していくそうです。豪雨でゲームが延期になるとクラブの経済損失は大きく、気候変動とプロサッカービジネスは無縁ではありません

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