伊藤忠商事が「バーチャルオフィス」を導入する狙い
伊藤忠商事は社員がオンライン上でチームを組成して組織横断的に案件を推進できる「バーチャルオフィス」を4月に導入する。自らが高い関心や熱意を持つ案件に、本業以外の時間を利用し、希望する社員が携われる。対象は国内2400人の社員で、海外については現在の業務に関係のある案件であれば参加できる。
八つのカンパニーの営業担当者が案件を創出し、それぞれの案件について参加者を募り、最大8人のチームによってオンライン上で案件を深掘りする。初年度に10件前後の案件推進を目指す。
組織を越えたアイデアやリソースの共有を進めるとともに、自らが選べるキャリアの選択肢は限定的で、担当業務に関連しない新たな事業や関心があっても、それに関わる機会が十分でないという課題を解決するため、バーチャルオフィスを導入する。
日刊工業新聞 2023年02月24日