東急不動産の渋谷駅前再開発プロの新施設「シブヤサクラステージ」が高める回遊性
東急不動産は9日、東京の渋谷駅桜丘口地区で進める再開発プロジェクトの新施設名を「Shibuya Sakura Stage(シブヤサクラステージ)」にすると発表した。11月30日に完工し、24年7月ごろにかけて順次開業する。延床面積は約25万4620平方メートル。国道やJR線によって分断されていた渋谷駅南西部の土地を、自由通路や歩道橋デッキ、地下と地上を結ぶ動線を新設し回遊性を向上させる。
災害時に2900人を収容できる一時待機施設を備え、緑化や太陽光発電にも力を入れる。再生可能エネルギーの使用により、年間1万1100トンの二酸化炭素(CO2)の削減を見込む。
「働く・遊ぶ・住む」を兼ね備えた施設として、オフィスや商業施設などに加えて居住エリアも設ける。岡田正志社長は「渋谷の町の魅力をさらに増進させるプロジェクトだ」と述べた。
日刊工業新聞 2023年02月10日