投資額は2000億円規模、新宿駅西口に高さ260mのビルが生まれる
東急不動産は、新宿駅西口開発計画に参画する。同計画の事業主体である小田急電鉄との間で基本合意を結んだ。今後、同計画に含まれる高層ビルの建設を東急不動産が担い、ビルの一部を小田急電鉄と共有する方向で検討を進める。小田急電鉄と東急不動産の投資予定額は2000億円規模を見込む。
建設予定の高層ビルは、地下5階、地上48階建てで、高さは約260メートル。商業施設とオフィス、駅施設などが合わさった複合ビルとなる計画。10月に着工し、2029年度に完工する予定。
敷地面積は約1万5700平方メートル、延べ床面積は約28万平方メートル。敷地は小田急電鉄の所有で、高層ビルの所有は東急不動産。両社は、小田急が敷地を譲渡する代わりにビルの一部を所有する等価交換方式でのビル共有を検討していく。
日刊工業新聞2022年2月10日