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DX人材1000人育成、ダイハツ工業がデジタル技術精通者拡充

ダイハツ工業は2026年3月期までに、デジタル人材1000人を育成する。低炭素化社会や自動車の電動化、サービス化などが急速に進み、アプリケーション開発などを担う社内人材を増やす必要があると判断した。このほど策定したデジタル変革(DX)に向けた新ビジョンの一環。20年に始めた人工知能(AI)の人材養成とともに進め、デジタル技術に精通した人材を拡充する。

まずはCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)やMaaS(乗り物のサービス化)のアプリを迅速に社内開発できる人材を50人育成する。26年3月期をめどに1000人の育成を目指し、全部署が高度にデジタルを活用できるようにする。

これらを推進するため、DXを担当する部署の機能を独立・強化するほか、テーマ別グループの「タスクフォースチーム(TF)」を編成する。TFのリーダーが各部署と連携し、全体で効率良く進める。

DX人材を通じてモノづくりやサービスを高度化する。これにより顧客とのネットワークも深化し、少子高齢化や過疎化など顧客や地域が抱える社会課題の解決に取り組む。

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