ギネス世界記録に認定、東北電力が最新鋭「火力発電」で発電効率63.62%達成
東北電力の上越火力発電所1号機(写真=新潟県上越市)が発電効率63・62%を達成し、ギネスの世界記録「最も効率の高いコンバインドサイクル発電設備」の認定を受けた。同機は液化天然ガス(LNG)を燃料とし、出力57万2000キロワット、2022年12月1日に運転を開始した最新鋭機だ。
同社は84年に日本で初めて東新潟火力発電所(新潟県聖籠町)で大容量コンバインドサイクル発電設備を採用した。上越1号機はこれまで蓄積した技術や知見を設計に生かし、三菱日立パワーシステムズ(現三菱パワー)と共同開発した「強制空冷燃焼器システム採用次世代ガスタービン」を採用することで世界最高の発電効率を達成した。
日刊工業新聞 2023年02月03日