食生活改善をアプリで提案、消費者に受け入れられる?
東芝データ(東京都港区、北川浩昭社長)やサッポロホールディングス(HD)など7社は、スマートフォン用アプリケーションのサービスで、食生活改善や食品ロス削減ができるかの実証実験を始めた。東芝データの電子レシートサービスとサッポロHDのレシピ帳アプリ「うちれぴ」を連携。スーパーマーケットの購入履歴や食生活データなどを基にアプリで食生活改善や食品ロス削減につながる行動を提案し、効果を検証する。
実験はユニバース(青森県八戸市)が青森県と岩手県、秋田県で展開するスーパーマーケット57店で2月17日まで実施する。実験対象はモニター100人とその家族。アプリのサービスが消費者にどの程度受け入れられ、食生活の改善、家庭と店舗の食品ロス削減の効果を出せるか検証する。
アプリによる提案は「朝食を食べる」「苦手食材を使ったレシピを作る」「ご飯を残さず食べる」「店舗の過剰在庫を購入する」などの内容。提案に応じた行動に対し、スーパーで使えるポイントを付与する。
実験の参加企業は他に、東芝テック、GIG(東京都中央区)、日本総合研究所、フラー(新潟市中央区)。
日刊工業新聞 2023年01月24日