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モリタがシステム開発、消防車を効率管理する仕組み

モリタホールディングス(HD)傘下のモリタ(兵庫県三田市)は、クラウド型のグループウエアで自治体と消防団をつなぎ、消防車(イメージ)などの出動や動態を効率的に管理する消防支援システムを発売した。消費税抜きの価格は1アカウント当たり月額300円。初年度3万アカウント、3年後に20万アカウントの販売を目指す。

同システムを開発・運用するタヌキテック(京都市中京区)と、国内での独占販売契約を結んだ。消防や防災の効果的で効率的な活動・運営をサポートし消防事業の受注力を強化する。

同システムは出動指令を送受信し出動報告書を自動作成するほか、出動手当などを自動計算できる。ほかに現場の風位風速、延焼区域、水利などを映像で即時に可視化する。

火災のほか地震や風水害などの大規模災害が多発化し、消防団の重要性が増している。半面、消防団員数が年々減少しているのを受け、モリタはソリューションサービスで消防団を側面支援する。

日刊工業新聞 2023年01月06日

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