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自動墨出しロボットが進化した!日立チャネルが機能向上

自動墨出しロボットが進化した!日立チャネルが機能向上

日立チャネルソリューションズ の自動墨出しロボットシステム「SumiROBO」

日立チャネルソリューションズ(東京都品川区、八木鉄也社長)は、同社の自動墨出しロボットシステム「SumiROBO(スミロボ)」の機能を向上した。図面データ変換のクラウドサービスを開始し、墨出し印字機能も改善した。年間100―200台の販売を目指す。

スミロボはCADデータを基にロボットが測量機との通信で墨出し位置に移動し、直線や文字情報を自動で描く。機能向上の一環で、CADデータから墨出し作業情報を抽出して、データを変換するためのクラウドサービスを用意した。変換後のチェック機能によって正しくデータを変換できたかどうかも確認できる。

また墨出しの印字機能も改善した。これまでは柱や壁などの障害物から約800ミリメートル離れた場所にしか墨出しできなかったが、機能拡張によって350ミリメートル離れた場所にも墨出しができるようになり、作業範囲が拡大した。設備区分や作業情報の描画においては、図形などのイメージデータを描画可能にし、設備区分の識別を容易にした。

スミロボは2021年11月の発売以降、100以上の建設現場への導入実績がある。このほど、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に、建設現場の生産性向上が期待できる技術として新たに登録された。


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日刊工業新聞 2023年01月04日

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