資生堂など「医療用かつら」ノウハウ無償提供の狙い
資生堂とJapan Hair Donation&Charity(JHD&C、大阪市北区)、アデランスは医療用ウィッグ「wig+(ウィッグプラス)=写真」を共同開発し、5日に発売する。社会貢献活動の一環で、資生堂とアデランスがノウハウを無償提供した。デザイン性と品質の高いウィッグを消費税込みの価格5万5000円とリーズナブルに提供する。
JHD&Cは18歳以下の頭髪に悩みを持つ子どもに寄付による頭髪を使用したウィッグを無償提供。オーダーメードで順番待ちがあるほか、19歳を超えても安価に使用したいとの要望があり、無償提供に代わる選択肢としてウィッグプラスを開発した。
ウィッグプラスはポリエステル製の人工毛髪で軽く、人毛に比べ乾きやすく手入れがしやすい。年齢や男女を問わない「ボブスタイル」を採用し、サイズはSとMの2種類。JHD&C SATELLITESALONのホームページで販売する。
日刊工業新聞 2022年11月04日