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有機ELで視認性アップ、「聴覚障がい者支援ウオッチ」が進化した

東京信友(埼玉県入間市、吉沼昭夫社長)は、聴覚障がい者支援用腕時計型受信端末「シルウオッチ」に有機EL(OLED)を搭載し、視認性を高めた新モデル(写真)を2023年1月に発売する。玄関のチャイム音など着信を知らせる専用送信機とセット提供で税抜きの価格は8万7400円。年間5000セットの販売を目指す。

新モデルは従来機種と比べ表示画面が約1・5倍のサイズで、設定ボタンの設計を見直し操作性も向上。防塵・防水保護等級「IP67」を取得した。

シルウオッチは玄関のチャイム音やFAX受信に加え、火災報知などの機器と連動し、振動と文字表示で瞬時に知らせる。専用の送信機とはコードレス電話機と同様の特定省電力無線で通信をするため、免許不要で隣接地との混線もない。同社は送信器をベースにした用途に合わせたセット提案をする。

従来機種はバックライトに発光ダイオード(LED)を搭載し、4年間で約3500セットを販売している。

日刊工業新聞 2022年11月01日

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