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複数ロボットを遠隔制御、NTTコムが開発したシステムの仕組み

複数ロボットを遠隔制御、NTTコムが開発したシステムの仕組み

ZMPの歩行速ロボット「ラクロ」。NTTコムはラクロを使った実証実験を23年2月に行う

NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、複数のロボットを遠隔制御できる「自動運転ロボット管制プラットフォーム(基盤)」を開発した。複数ロボットの走行状況を可視化するほか、天候や交通事故、混雑状況といった外部環境データをリアルタイムに収集・分析。操作者がロボットの走行環境に応じて、最適なルートを遠隔で選択・変更できるようにする。2023年中のサービス提供を目指す。

同社は、自動走行ロボットを手がけるZMP(東京都文京区)と23年2月に同基盤の実証実験を行う。同社の歩行速ロボット「ラクロ」を活用。例えば、歩行が困難な高齢者が自宅から最寄りのバス停まで移動する際などの利用を想定する。

同基盤は、複数メーカーのロボットを遠隔制御できる点が特徴。NTTコムによると、ロボットメーカーが自社のロボットを遠隔制御するサービスを展開している場合はあるものの、複数社のロボットに対応したサービスは珍しいという。

高齢化や人手不足などを背景にロボットの活用ニーズは高まっている。NTTコムは同基盤の活用により、人の移動のほか、警備や配送といった幅広いロボットのニーズに応えていきたい考えだ。


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日刊工業新聞 2022年10月20日

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