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三菱自動車が小型SUV「XFCコンセプト」世界初披露、社長が示した意気込み

三菱自動車は19日、ベトナムで小型スポーツ多目的車(SUV)のコンセプト車「XFC(エックスエフシー)コンセプト=写真」を世界初披露したと発表した。2023年度にベトナムを含む東南アジア各国への順次投入を予定する。東南アジア市場を主力とする同社にとって、同地域の品ぞろえに欠けていた小型SUVの投入で販売を強化する。

コンセプト車はSUVらしい力強いデザイン、広い荷室の確保による実用性、快適な居住空間、安心安全の走破性などを兼ね備えた。スコールによる冠水路でも安心して走行できる運転モードを同社として初採用するなど、東南アジア地域での運転のしやすさに配慮した。

三菱自の加藤隆雄社長は「将来的に電動車の追加や東南アジア諸国連合(ASEAN)以外の地域にも展開する計画で、ASEAN戦略車から世界戦略車となり販売をけん引する主力車種に育てていきたい」とコメントした。

試作車は26―30日にホーチミン市で開かれる展示会「ベトナムモーターショー」に参考出品する。同社は東南アジアでピックアップトラック「トライトン」や中型SUV、多目的車(MPV)などを展開。小型SUVの投入で品ぞろえを充実し拡販につなげる。


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日刊工業新聞 2022年10月20日

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