ニュースイッチ

三菱自動車がSUV「エクスパンダークロス」大幅改良で向上させた性能

インドネシアで発売

三菱自動車はインドネシアでスポーツ多目的車(SUV)「エクスパンダークロス=写真」を大幅に改良して発売した。内外装を一新したほか、操作性を高めて走行時の安定感や乗り心地を向上した。同国西ジャワ州ブカシ県の車両組立工場で生産し、東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心に順次輸出も拡大していく。

新型車は前後の外装を見直して力強さを強調し、内装では上質感を高めた。また前輪の制動力を調整して旋回性を高める機能「アクティブヨーコントロール(AYC)」を搭載。路面状況に応じて最適な車両制御を実現し、安心で快適な運転を支援する。

新型エクスパンダークロスは2021年に大幅改良して発売した多目的車(MPV)「エクスパンダー」をベースに開発した派生車。新型エクスパンダーは21年11月にインドネシアで発売後、タイ、フィリピン、ベトナムに順次投入。インドネシアだけでなく、各国で受注や販売が好調に推移する。エクスパンダーシリーズを東南アジア地域の主力車種として販売を拡大し、量産効果も高めて収益性の改善につなげる。

日刊工業新聞2022年8月22日

編集部のおすすめ