スバルのSUV「フォレスター」、値上げと共に改良した中身
SUBARU(スバル)は、スポーツ多目的車(SUV)「フォレスター」について、一部改良に伴い値上げしたと発表した。同社が国内で既存モデルを値上げするのは初めて。値上げ幅は2%弱となる5万5000円。原材料の高騰に対応した。フォレスターの消費税込みの価格は299万2000円からになる。既に米国では2022年に2度価格を引き上げている。
今回の一部改良は、ライティングスイッチの操作性改善やボディーカラーの変更など小幅にとどまり、装備の大きな変更を伴わない価格改定となる。対象は既存の全4グレード。6月27日に国内で改良モデルの先行受注を始めていた。
併せて、乗り心地と操縦安定性を高めた最上位グレード「STI Sport=写真」を追加。消費税込みの価格は363万円。5グレード合計で月販1900台を目指す。
三菱自動車とマツダも2―3%程度の値上げに踏み切る。三菱自は主力のミニバン「デリカD5」や小型車「ミラージュ」、マツダは小型SUV「CX―30」や小型車「マツダ3」などが値上げの対象となる。
日刊工業新聞2022年8月26日