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JR西日本が投入へ、ハイグレードな新型観光列車はどんな車両になる?

JR西日本が投入へ、ハイグレードな新型観光列車はどんな車両になる?

JR西が24年秋に投入する新観光列車の内部イメージ

JR西日本はハイグレード仕様の新たな観光列車を2024年秋に福井県の敦賀駅と兵庫県の城崎温泉駅を結ぶルートに投入する。在来線の気動車特急車両3両を4億8000万円を投入して改造し、個室などを設ける。食や工芸など地域の魅力を伝える場を設定してにぎわい創出を図る。

第1弾で北陸新幹線敦賀開業後の24年10―12月に敦賀以西の日本海側を走り、第2弾以降は別の地域の中距離帯を走る。車体は紋付き染めで最高級とされる檳榔子(びんろうじ)染めの黒と茶色の中間色がベース。

定員は従来の約3分の1の計54人でゆったりでき、個室のほか窓向き2人席や4人ボックス席で構成する。車内のフリースペースや途中駅で各地のとっておきのおもてなしをする。

価格帯はグリーン車以上で40-50代のミドル世代をターゲットとする。車名や運行頻度は未定。

日刊工業新聞 2022年10月13日

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