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500億円超の投資計画する安川電機、まず福岡に新工場

500億円超の投資計画する安川電機、まず福岡に新工場

インバーターを生産する行橋事業所

安川電機がインバーターの基幹部品を生産する新工場を建設することが、分かった。新工場単体での投資額は明らかにしていないが、生産再編などを目的に今後数年間で500億円を超える設備投資を計画する。2027年度期初の建屋完成を見込んでおり、順次稼働を始める。

安川電機の行橋事業所(福岡県行橋市)内に新工場を建設する。内製化率が低い部品の内製化率を改善し、利益率を高める取り組みの一環になる。

増産する基幹部品は同社が手がけるエアコンやエレベーター向けのインバーターに組み込む。国内で生産するインバーター向け主要部品の自社生産比率を27年に現状比約2倍の50%まで高める考え。既存工場が老朽化していたことも設備投資を決める一因になった。

別に行橋事業所の近隣には新しく土地を取得した。インバーターなどの製造を手がける安川オートメーション・ドライブ(同)がこの土地に移転する。25年度期初をめどに新工場が完成する予定だ。

安川電機の23年2月期連結業績予想で、インバーターの売上高は900億円程度が見込まれる。世界シェアは5%程度で高い競争力を持っている。

日刊工業新聞2022年10月7日

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