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天然ダイヤと見た目が同じ 合成ダイヤの人気が高まるワケ
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MIMOSA商店(沖縄県宮古島市、ラム モカ代表)の合成ダイヤモンド「ラボグロウンダイヤモンド」を用いたジュエリーの販売数が急増している。4月の販売開始当初から反響があり、販売数は8月までの5カ月間で約8倍まで増加した。同社は、地球環境や人権に配慮したサステナブル(持続可能)なジュエリーの企画・販売を手がけており、販売増の背景にはSDGs参画意識の高まりがあるとみている。
ラボグロウンダイヤモンドは研究所や工場などで形成され、採掘による環境負荷や労働問題を生じさせない合成ダイヤモンド。天然ダイヤモンドと同様の構造や成分を持ち、鑑定士でも見分けが難しいとされる。
同社はさらに米・仏工場を使用し、製造過程も含めたサステナビリティー(持続可能性)を追求。その過程は米サステナビリティー第三者認証機関のSCSグローバル・サービスから承認を得ている。
購入者の多くは30代後半から50代の女性。利用者からは「サステナビリティーにも貢献でき、身に着けていて気持ちがいい」、「天然ダイヤモンドと見た目が変わらず価格も安く満足」といった声が上がっている。
同社は今後、引き続きSNSで情報発信と販売を行う方針。モカ代表は商品提供を「興味を持つ第一歩とし、サステナビリティーの輪を広げたい」という。
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