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リラックス度を可視化する室内緑化デザイン、大阪の病院に採用

リラックス度を可視化する室内緑化デザイン、大阪の病院に採用

大阪のクリニックに採用された人工観葉植物と感情推定AIを組み合わせた室内緑化デザイン

緑化効果をAIで推定

阪急阪神不動産(大阪市北区、諸冨隆一社長)と阪神園芸(兵庫県西宮市)、ジオクリエイツ(東京都港区)は、抗ウイルス機能などを持った人工観葉植物(フェイクグリーン)とリラックス度を推定する人工知能(AI)を組み合わせた室内緑化デザインが、大阪のクリニックに採用された(写真)。

阪神園芸の人工観葉植物は抗ウイルス、制菌、消臭の機能がある。ジオクリエイツは人間の視線や脳波のデータから空間体験の価値を定量化する技術を活用し、「感情推定AI」でリラックス度を数値化した。緑化の効果が可視化できることなどが評価された。

ジオクリエイツが2月のピッチイベント「阪急阪神不動産 事業共創アワード」で最優秀賞に選ばれ、阪急阪神不動産との協業や実験を実証できる権利を得ていたことを活用した。阪急阪神不動産はさらなる活用を検討する。

日刊工業新聞2022年9月21日

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