名古屋の中小企業が「コミュ力ゼロ採用」を始めたきっかけ

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前田社長

前田鉄工所はコミュニケーション能力を求めない「コミュ力ゼロ採用」に取り組んでいる。自動車や建設機械、農業機械のトランスミッションとバルブなどの油圧部品を手がける同社では「口下手でも、コツコツと真面目に仕事に取り組む人材が大切」(前田基樹社長)だからだ。

きっかけは2014年ごろのこと。家業を継いだ前田社長は「コミュニケーションが得意でなくても、優秀な従業員が多い」ことに気付いた。誠実でひたむきに努力できる点とコミュニケーション能力は相関しないという。そこで15年、コミュ力ゼロ採用をはじめた。

一方、バリ取りや加工対象物(ワーク)を工作機械に着脱する工程では計7台のロボットを使って効率化している。前田社長は「力仕事をロボットに任せることで、優秀な人たちが働きやすい会社を目指す」と歩みを進める。

▽所在地=名古屋市中川区東起町3の36の2▽売上高=約10億円(21年9月期)▽従業員=48人▽設立=1960年(昭35)10月

日刊工業新聞2022年8月29日

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