ニュースイッチ

JAXA・日立造船が「全固体電池」で世界初、宇宙での充放電に成功した

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日立造船は国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に設置した全固体リチウムイオン電池の実証実験を実施し、宇宙での充放電に世界で初めて成功した。マイナス40―120度Cの広い温度範囲で使用でき、設備の小型化や省力化につながる。月面設置の観測機器や探査機のほか、温度差の激しい環境下で使用する産業装置への搭載を見込む。

実験に使用したのは大きさ65ミリ×52ミリ×2・7ミリメートル、重さ25グラム、1時間当たりの放電容量が140ミリアンペアの全固体リチウムイオン電池。実証装置を「きぼう」の船外実験プラットフォーム(写真)に設置した実験設備に取り付け、実験した。

今後は充放電の特性と電池の劣化に関するデータを取得し、実用化に近づける。

日刊工業新聞2022年8月14日

特集・連載情報

全固体電池の今が分かる
全固体電池の今が分かる
次世代電池の大本命である全固体電池の研究や企業の開発動向をまとめました。

編集部のおすすめ