トヨタがインドネシアでEV生産など2460億円追加投資、副会長の期待
トヨタ自動車は電気自動車(EV)など車の電動化を対象に、インドネシアに今後5年間で27兆1000ルピア(約2460億円)を追加投資する。EVの開発・生産や、関連する人材育成などへの投資を想定する。このほかハイブリッド車(HV)のラインアップ拡充も進める計画だ。
トヨタの早川茂副会長がインドネシアのアイルランガ経済担当調整大臣と面会し、表明した。投資に加え、今後4年間で数種類のHVを投入することも明らかにした。同調整省が27日に発表した。
トヨタはインドネシアでシェア首位。生産面以外でも5月には現地の電動化人材の育成を行う「xEVセンター」を建設するなど、継続投資してきた。早川副会長は「今回の投資拡大により、インドネシア政府が車の電動化に対する真剣さを理解してくれることを期待している」とコメントした。アイルランガ調整大臣は「インドネシアはEVの生産拠点として活用できる」とアピールした。
日刊工業新聞2022年7月29日