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愛知の商工会が「町おこし」で映画製作した狙い

来月19日から全国公開

幸田町商工会(愛知県幸田町、神取勇会長=カンドリ工業社長)は、愛知県幸田町の町おこし映画「超伝合体ゴッドヒコザ」を制作した。8月19日から全国で公開する。地元の「幸田彦左まつり」がコロナ禍によって2年連続で開催できなくなり、代わりに子どもたちを喜ばせようと企画制作した。

幸田町を舞台に、同町にゆかりのある大久保彦左衛門の子孫がロボット「ゴッドヒコザ」(写真)に変身し、悪の宇宙人と戦う特撮映画。監督は河崎実氏。主演は、共に愛知県出身の八神蓮さん、沙羅さん。

神取会長は「未来を担う、次世代の若者たちだけでやり遂げる経験をしてほしい」と若手人材の育成の取り組みの一環として、企画制作を同商工会の青年部に任せた。資金は親世代の商工会会員から集め、劇中にはスポンサー紹介を織り交ぜた。

また、同商工会では7月30日16時に同町内の幸田町民会館さくらホールで、先行上映会を開催する。全席自由で、料金は先着300人の「ロケ弁」付きチケットが1000円、通常チケットが500円。問い合わせは幸田町文化振興協会(0564・63・1111)へ。(名古屋)

日刊工業新聞2022年7月21日

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