パーキンソン病治療薬がアルツハイマー進行抑制

京大が治験結果

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京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の井上治久教授らは、プレセニリン1遺伝子に変異を持つアルツハイマー病患者に対してパーキンソン病治療薬「ブロモクリプチン」を投与する医師主導治験を行った結果、認知機能と行動・心理症状の病状進行が抑制される傾向にあることを見いだしたとする速報を発表した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いて治療薬を探索し、良好な結果が出たのを発表したのは今回が初めてとなる。

患者8人を対象として20週にわたりブロモクリプチンを1日量最大10ミリグラムもしくは、プラセボ(偽薬)を投与するなどした。アルツハイマー病の中核症状である認知機能低下の評価指標「SIB―J」では、二重盲検期の20週間においてスコアの低下が見られたのは実薬群で5人のうち1人であったのに対し、プラセボ群では3人のうち2人だった。

日刊工業新聞2022年7月1日

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