航空宇宙事業で売上高3倍、パナソニックインダストリーが狙う需要

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基板材料など10種類を搭載した実験サンプル。22年度内に打ち上げ、宇宙空間曝露実験を行う

パナソニックインダストリーは、航空宇宙向け事業の売上高を2026年度までに現状比3倍(21年度は50億円以下)に引き上げる。従来は宇宙船内向けに基板材料などを供給しているが、船外部品などへの材料供給も目指す。パナインダストリーの電子回路基板材料などを対象に宇宙空間での曝(ばく)露実験を実施し、地球帰還後の材料特性を評価。同分野向けの次世代電子材料開発に役立てる。

パナインダストリーはSpaceBD(東京都中央区)が主導する国際宇宙ステーション(ISS)内「きぼう」日本実験棟で6カ月行う宇宙曝露実験に参加。パナインダストリーの電子回路基板材料、実装補強材料といった10種が曝露実験装置に搭載される。

22年度内に宇宙空間に打ち上げ、地球上で再現困難な微小重力、宇宙放射線、急激な温度変化などが同時に起こる宇宙空間にさらす。地球帰還後の品質評価を自社で行い、商品開発に生かす。

航空宇宙向け市場では、低軌道の人工衛星を活用したサービスなどソリューション開発が活発化している。パナインダストリーも商材の拡充で需要を取り込む。

日刊工業新聞 2022年6月23日

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