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睡眠の質が一晩で分かる、帝人子会社がサービス開発

睡眠の質が一晩で分かる、帝人子会社がサービス開発

「スリープ コンシェルジュ」の表示画面の例(帝人フロンティア提供)

帝人フロンティア(大阪市北区、平田恭成社長)とFiNCテクノロジーズ(東京都千代田区、南野充則社長)は、睡眠の質を評価するサービス「スリープ コンシェルジュ」で一晩で評価可能なサービスを共同開発した。従来、評価に月単位の使用が必要だったが、計測データと目標指標を比較する機能とセルフチェック機能を加えて短期間評価を可能にした。ホテルなど宿泊施設向けに提供を始めた。

専用デバイスを寝具下に設置し、睡眠中の体動情報やバイタルサインを計測。時間や深さなど睡眠の質を評価するサービス。今回、時系列データ解析ではなく、計測データを目標指標と比較する機能を開発し、課題を可視化する。また専用タブレットに16のチェック項目に対する回答を入力すると、起床時眠気、睡眠力、ストレスフリー度など5指標の睡眠感を評価できる。

今後、両社は睡眠評価と快眠を促す製品を組み合わせたり、利用者一人ひとりに最適のアドバイス情報を提供したりするサービスの開発を進める。

日刊工業新聞2022年5月31日

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