表面に塗るだけで木材が燃えにくくなる大成建設のスゴい透明塗料

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「難燃WOOD塗るだけ」を塗布した木材

大成建設は木材の表面に塗布するだけで、難燃化を可能にする透明の塗料を開発した。表層の薄い塗装膜によって炭化断熱層を形成し、燃焼を遅らせる。難燃薬剤を含浸させる従来の手法に比べ、最大で半分程度のコストで「準不燃材料」に適合させることが可能。薬剤が表面に染み出す白華現象も抑制でき、木材の美観や意匠性を保てる。新築だけでなく、既存の建築物にも容易に施工できる。 

火災発生時に高温となり、燃焼しやすい壁や柱など木材表面への塗布を想定。「難燃WOOD塗るだけ」として展開し、新築・既存建築物の防火性能向上と木材の利活用を後押しする。外部機関による性能評価試験で、加熱開始後10分間は燃焼・変形したり有害な煙・ガスを発生したりしないことを確認した。

難燃性の高い木材を仕上げるには、大きな装置で難燃薬剤を含浸させる手法が一般的。だがコストのほか、装置の大きさが限られたり白華現象が生じる課題があった。また直交集成板(CLT)に含浸処理した木材を貼る手法も、コストや手間、木材の意匠性が損なわれる課題があった。

日刊工業新聞2022年5月27日

キーワード
大成建設 木材

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