ニュースイッチ

マンション入居者向けEVシェア、九州電力が全国展開

九州電力はセイビー(東京都港区)と業務提携し、マンション入居者向けの電気自動車(EV)シェアリングサービス「ウィーブ」を全国展開する。同サービスはマンションの駐車場にEVステーション(写真)を設置するため、入居者は手軽にEVを利用できるのが特徴。2025年に全国100カ所への拡大を目指す。

九州電力はウィーブを20年12月に開始し、九州と首都圏で提供してきた。国家資格を有する整備士が47都道府県に300人以上登録するセイビーと連携し、サービスを全国に広げる。整備士が出張して各マンションに設置されたEVのメンテナンスを実施するなど、安心して利用できるようにする。

設置するEVは現時点で米テスラの「モデル3」と日産自動車の「リーフ」の2車種。入居者はスマートフォンの専用アプリケーション(応用ソフト)をダウンロードし、定額負担なしで使った時間や距離に応じて料金を支払う仕組み。

日刊工業新聞2022年5月20日

編集部のおすすめ