EVの需要急増に対応、サンコールがシャントバスバー生産能力を倍増
サンコールは電動車の配線に使われるシャントバスバー(写真)の生産ラインを増設し、生産能力を現状比約2倍にする。ライン設置場所は国内で検討中。2023年4月までに整備し、同年10月の稼働を計画する。投資額は2億5000万円。能力増強により同製品の売上高を24年3月期末までに、5億円規模(23年3月期は数千万円を予想)に引き上げる。
能力増強でハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の急激な需要増に対応する。シャントバスバーは、バッテリーやモーターなどをつないで電気を流す部品であるバスバーに、電流を検出する抵抗器を組み込んだもの。同用途のワイヤハーネスと比べ、省スペースで設置できる。
同社のシャントバスバーは、独自製法により、欧州で普及する同部品と比べ電力損失が少ないという。
日刊工業新聞2022年5月17日