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ニコンが手がける、次世代映像「ボリュメトリック」ってなに?

ニコンが手がける、次世代映像「ボリュメトリック」ってなに?

映像制作拠点のイメージ(ニコン提供)

ニコンは、100%出資子会社のニコンクリエイツ(東京都港区、宮原康弘社長)を立ち上げ、次世代映像コンテンツ事業に参入した。今秋、東京都大田区の平和島に映像制作拠点を開設する。多数のカメラを被写体の周りに設置し、さまざまな角度から撮影した動画データをもとに生成した3次元(3D)データ映像の「ボリュメトリック」など多様な映像手法を活用した企画や撮影、制作を手がける。

映像制作拠点では、ボリュメトリックのほか、背景を表示した大型ディスプレーなどを用いて背景の動きやアングルを被写体に連動させながら撮影・合成する技術の「バーチャルプロダクション」も扱う。

ニコンクリエイツ本社は同拠点に移転する予定。同社の資本金は6000万円。1日に営業を始めた。従業員数は6日時点で7人。

またニコンは、次世代映像コンテンツ事業参入に当たり、米マイクロソフトが展開する映像制作スタジオ「マイクロソフト・ミックスド・リアリティー・キャプチャー・スタジオズ」のパートナー企業になった。

日刊工業新聞2022年4月13日

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