コロナ禍で苦境の商店街の活性化を後押しするAIシステムの仕組み

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動画から人の属性や進行方向、自転車などの走行を認知して計測する(プレゼントスクエア提供の画像の一部を拡大)

ボーグテクノロジー(東京都台東区、齊藤正孝社長)は、Present Square(プレゼントスクエア、同中野区)などと共同で、人工知能(AI)による商店街向けの交通量計測システム「AHFC」を開発し、発売した。商店街を行き交う人の属性(性別、年齢層など)や自転車、バイクなどの交通量を動画から計測できる。地域活性化やデジタル変革(DX)に向け、全国の商店街に導入を提案する。

AHFCは、AIによって商店街で撮影した動画から歩行者の進行方向や属性、マスクの着用有無などを検知しデータを蓄積できる計測システム。独自のアルゴリズムにより、マスクを着用していても全身の情報を用いて90%以上の精度で性別や年齢層も判断できる。

個人情報保護に配慮しながらカメラなどの画像利用を促す手引き「カメラ画像利活用ガイドブック」に準拠し、数値化されたデータのみ扱う。消費税抜きの価格は撮影機材含め300万円から。

開発協力した東京都板橋区の「ハッピーロード大山商店街」で今夏に運用を始める。集積したデータはマーケティングやコロナ禍の感染症対策などに活用する計画。この成果を基に全国の商店街に向け普及活動を行う。

同システムのコア技術の開発を担ったプレゼントスクエアの小林社長は、「リアルタイム計測など今後も開発を進め、コロナ禍で苦境にある商店街の活性化につなげたい」と語った。

日刊工業新聞2022年4月5日

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