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三菱自動車がインドネシアでEVを実証する狙い
三菱自動車はインドネシアで、国営郵便会社のポス・インドネシア(バンドン市)など現地企業4社と、軽商用電気自動車(EV)の実証実験に関する覚書を締結した。3月末にも同EVを輸送業務に活用した半年間の実証実験を開始。走行距離や充電記録などのデータを収集し、EV普及に向けた環境整備の検証を進める。
覚書を結んだ他の3社は、送配電業などのハレヨラ・パワー(ジャカルタ市)、モビリティーサービスのゴジェック(同市)、DHLサプライヤーチェーン・インドネシア(同市)。実証実験では三菱自が日本で2011年に投入した軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」を活用。配送ルートを含めた関連データを集積して検証し、同国での商用EVの普及などにつなげる。
三菱自はタイでも21年7月に日立物流の現地物流会社、22年3月に現地の国営郵便会社タイランド・ポストなどと共同で覚書を締結。同EVを活用した輸送や配達業務の実証実験に乗り出している。
日刊工業新聞2022年3月17日