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ヤマハ発動機が新型「電動スクーター」投入、その性能は?

ヤマハ発動機は電動スクーター「NEO’S(ネオス)=写真」を3月中に欧州で順次発売する。エンジン排気量50ccクラスの原付1種相当で、出力は2・5キロワットクラス。価格は2999ユーロ(約38万3000円)。欧州で年間1万台の販売を見込む。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域でも順次発売する。

バッテリーは着脱式で、充電時間は約8時間。充電1回当たりの航続距離は約37キロメートルで、セカンドバッテリーを併用すると約68キロメートル。通勤での自動車からのシフト、従来の原付1種ユーザーの電動シフトなどでの需要を見込む。

低回転域で高トルクの空冷ブラシレスモーターを専用に開発し、市街地で機敏に走行できるようにした。モーターなどのパワーユニットは伝達ロスの少ないダイレクト駆動方式を用いた。フレームは強度と剛性のバランスを備え、デリバリー業務などでの用途にも対応する。ベトナムで生産する。

ネオスは同社にとって欧州に投入する初の電動2輪車。今後、エンジン排気量125cc相当の原付2種クラスをリース販売する。

日刊工業新聞2022年3月17日

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