ニュースイッチ

ソーラーカーポート事業に参入する阪和興業の強み

阪和興業は、太陽光パネルを貼り、電気自動車(EV)などへの充電にも対応する車庫「ソーラーカーポート」の設置事業に参入した。2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に向けた取り組みの一つで、電力コスト低減や太陽光発電活用など従来の提案ビジネスの延長で展開していく。

ソーラーカーポート事業は、太陽光発電に適した用地の減少、EVなど電動車の今後の普及を見込んで参入を決めた。地上に設置する太陽光発電所向け鋼製架台の供給で培った経験を基に、顧客の共同事業者として建築の確認申請から施工完了までワンストップ対応を可能にする。

さまざまな設置場所や条件に合わせ、柔軟に設計対応を行う。自動車の取り回しが容易な後部2本柱のカーポートなども用意し、EV用高速充電器の併設、事業継続計画(BCP)対策としての蓄電池の併設に対応する。

日刊工業新聞2022年3月8日

編集部のおすすめ