ホンダが新型アバターロボに生かす「アシモ」で培った技術
ホンダは9―12日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「2022国際ロボット展」に出展する。アバター(分身)ロボット(写真)やパーソナルモビリティー「UNI―ONE(ユニワン)」を展示する。
アバターロボットを遠隔から操作して自分の分身として作業ができる。ヒト型ロボット「ASIMO(アシモ)」などで培った技術を活用した多指ハンドを搭載。小さなモノをつまめる繊細さと固いフタを開けることができる力強さを両立した。操作には人工知能(AI)を用いている。2030年代の実用化を視野に、23年度中に技術実証を始める予定だ。
ユニワンは着座型で、座面を上下させられる。移動させるには座面が上にある時は体を傾け、下にある時はジョイスティックを用いる。22年度中の実証実験開始を予定している。
日刊工業新聞2022年3月4日