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DX推進する神戸製鋼所が育成を強化したいIT人材

神戸製鋼所はデジタル変革(DX)戦略説明会で、2023年度までに累計485人のIT人材を育成する方針を示した。DXは安全確保や生産性の向上だけでなく、脱炭素対応や環境負荷軽減にも直結する。このため、広範な分野でITを活用できる人材とともに高度なデジタルスキルを持つ人材の育成に注力する。

神戸製鋼所は19年度からIT活用人材を育成しており、自ら所属する部署で業務改善を先導する複数のデジタル化事例が創出されている。

今後はデータサイエンティスト、人工知能(AI)の専門人材などの育成も強化。プログラムの開発やAI解析などが可能な人材を自前で育てる。

同社が21―23年度に予定するIT関連の設備投資は450億円規模。DXで創造する価値として「モノづくり」「顧客対応」「働き方」「新規事業創出」の4項目を設定。その基盤として、既存システム再構築とインフラ・セキュリティー、人材育成、ITアーキテクチャーを強化する。

日刊工業新聞2022年2月22日

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