資産運用の収益力強化、あいおいニッセイが実施するシステム刷新の全容

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あいおいニッセイ同和損害保険は資産運用業務の基幹システムを刷新する。4月以降、売買する銘柄の登録から発注、決済手続きまで一連の証券取引業務をシームレスに行えるようにする。収益力強化とともに、業務プロセス変革も推進。バック・フロント業務で年間1万時間の時間短縮・効率化を目指す。低金利環境が長引く中で海外の社債などにも投資対象を広げており、業務が高度で複雑になっている。システム化による効率化が急務だった。

ブルームバーグのバイサイド金融機関向け注文管理システム「アセット&インベストメントマネジャー(AIM)」とポートフォリオのリスク分析ツール「ポートエンタープライズ」を4月に導入する。

あらゆる資産クラスに対応するAIM導入によって売買する銘柄の登録から発注、決済手続きまで一連の証券取引業務をシステム化する。またポートエンタープライズにより運用ポートフォリオのパフォーマンスを分析。「エクセル」で管理している現行よりも資産の入れ替え業務などがスムーズとなり、リスク当たりリターンの最大化による収益力強化などが期待できる。

あいおいニッセイ同和損害保険は約2兆6000億円の有価証券を保有している。超低金利が継続する環境でも資産運用収益を獲得するため海外の社債やファンドにも投資対象を広げている。それに伴い運用ポートフォリオの多様化・複雑化が進んでおり資産運用業務の効率化が急務となっていた。一部で紙帳票を利用していたフロントとバックオフィスの連携もシステムに置き換えるため、コロナ禍で求められる在宅勤務なども導入しやすくなるメリットを見込む。

日刊工業新聞2022年2月18日

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