「双腕型自走式」でサービスロボット参入の川崎重工、後発でどう戦うか

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藤田医科大学病院で実証中の「ニョッキー」は長い両腕が特徴

川崎重工業は2022年度にもサービスロボット分野に本格参入する。第1弾として開発した双腕型自走式ロボット「ニョッキー」などを市場投入し、社会やサービス業の課題解決を目指す。サービスロボットはプラットフォーム(基盤)と位置付けて展開。利用先の業界や分野に最適なソフトウエアやアプリケーションを追加し、顧客ごとにカスタマイズ(個別対応)する。

ニョッキーは長い両腕が特徴。あらかじめ汎用機能を搭載し、床の落とし物を拾ったり、人間の額の温度を検温できる。顔はタブレット端末でロボット自体が取り組む作業を表示するほか、人による操作も可能。首が上下に伸び縮みすることからニョッキーと名付けた。

さまざまなパートナーと連携して機能を追加し、例えば病院内での物資搬送や飲食店の配膳、ビルの清掃・警備・案内などを行えるよう高度化する。

川重は双腕型協働ロボット「デュアロ」や6軸多関節ロボットのアームの知見を活用して開発した。足回りはモーターサイクル事業のノウハウを注入する。安全・安心機能として独自の遠隔操作システム「サクセサー」などの利用も想定する。サービスロボットでは後発になるが、コングロマリット(複合企業)の強みやスケールメリットを生かして差別化する。産業用ロボットに加え、社会課題を解決する「総合ロボットメーカー」への移行を加速する。

日刊工業新聞2022年2月8日

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