研究開発投資が拡大する中国、内閣府が指摘した貿易構造の変化

EVなど新分野成長

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内閣府は3日、中国の民間企業の研究開発投資が増加し、電気自動車(EV)など新しい分野で新興企業の技術革新につながっているとの調査結果をまとめた。また、中国の産業高度化に伴い、貿易構造も変化。各国が中国から輸入する財は、衣服といった労働集約財からパソコンといった資本集約財に移行する特徴があるという。

内閣府は世界経済の動向について年2回公表する報告書「世界経済の潮流」をまとめ、中国の経済成長と貿易構造の変化を分析した。中国は労働供給の増加に依存した成長からの転換を目指し、2021年3月に政策の方向性として「質の高い発展」を掲げている。

中国の研究開発投資の対国内総生産(GDP)比は00年以降に上昇し、OECD(経済協力開発機構)諸国平均並みに近づいている。ハイテク産業の特許申請件数も15年から20年までの間に約2倍になった。申請件数は世界一で、特許使用料受取額も上昇傾向にある。

中国の経済成長に伴い、日米・ドイツの輸入額に占める中国のシェアは09年から19年にかけてほとんど変わらないが、中身はノートパソコンや携帯電話といった資本集約財に移行した。半導体も中国の輸出シェアが高まっているが、台湾と比較すると単価が低い傾向があるという。

日刊工業新聞2022年2月4日

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