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市場デビューした「バーチャル警備員」の実力

セコムが投入

セコムは「バーチャル警備システム」を市場投入した。長方形のディスプレーに表示した仮想キャラクター「バーチャル警備員」が人に代わって常駐警備を行う。レンタルの場合で価格は、初期設定費用が110万円、月額使用料が38万5000円から。セコム以外の警備会社のビルにも販売し、セコムの顧客に対しては初期費用を免除する。2―3年後に年間50台の販売を見込む。

バーチャル警備システムは人工知能(AI)が付いており、「営業部はどこですか」といった問い合わせに応じて受け付け業務も代替が可能。

ディスプレーの大きさは、縦190センチ×横90センチ×奥行き100センチメートル。少子化で警備業界は労働力不足が課題となり、セコムはITやロボットを駆使した少人数での効率的な警備により、課題解決を目指す。

日刊工業新聞 2022年1月14日

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