コロナ感染リスク低減、島津製作所が国内初の医療機器

「プール検査法」用の検体前処理装置を開発

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新製品の検体前処理装置Amprep(左)と、遺伝子解析装置AutoAmp

島津製作所は、新型コロナウイルスに対して複数の検体を混ぜて一度に検査する「プール検査法」用の検体前処理装置を開発、発売した。同社によると、同検査法専用の前処理装置として国内初の医療機器という。最短15分で同検査法のための検体(プール検体)に、全自動で調製する。検体の抽出や撹拌といった手作業をなくし、人為的ミスや感染リスクを低減する。

検体前処理装置「Amprep(アンプレップ)」は、唾液や鼻咽頭拭い液などの検体をセットすると自動でプール検体を調製する。5人の検体から1プール検体を調製する時間は15分。最大20人の検体から4プール検体を35分で調製できる。消費税抜きの価格は150万円。初年度に500台の販売を目指す。

装置サイズは幅305ミリ×奥行き655ミリ×高さ660ミリメートルの卓上型で、省スペースで設置可能。同装置単体だけでなく、同社の遺伝子解析装置「AutoAmp(オートアンプ)」と合わせた提案も行う。

オートアンプを使用する医療機関へのヒアリングで、検査時間や費用を抑えられることからプール検査法のニーズが高まっているとみて、2021年5月末に開発を始めた。

日刊工業新聞2022年1月7日

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